人体自然発火現象





火の気もないのに、 突然人間が発火し、 燃え上がる現象を



人体自然発火現象(SHC現象)という。






DHCじゃなく。










とにかくこれも世界中で報告されている有名な不可思議現象。








〔1731年4月イタリア〕

コルネリア・バンディ婦人を焼き尽くした事件。


現場の室内の床には糊状の液体がベッタリとこびりつき
フラクタル物質というらしい)異臭を放っていた。


ススがあたり一面を覆い、 焼け焦げた臭いも部屋中に広まっていたが、
婦人が寝ていたベッドに損傷はなかった。



ベッドから1.3mのところには、
ストッキングを着けた2本の足と焦げた頭部があって、
それ以外、全て灰になっていた。









〔1938年12月〕

ニコラスの焼死事件。


通りを歩いていたニコラスは、

突然、

大爆発とともにロケットのように飛び上がり

隣家の煙突にたたきつけられた。




衣服は火に包まれ、髪は焼失し、ゴム靴は溶けて足にくっついていた。



検死官は、ガス漏れが原因であるとしたが、ガス漏れは見つからなかった。








〔1951年7月アメリカ〕

メアリー焼死事件。


朝、家主と作業員がメアリーの部屋に行くと、ノブが真赤に焼けていた。



ドアを開けて、熱気のこもった部屋に入ってみると、


中にはビロードのスリッパをはいた足と、


背骨の破片、


縮んだ頭蓋骨だけが残っており、


あとは全て真っ黒な灰と化していた。




室内にはほとんど損傷がなかったが、


椅子とその真下にあたる床の部分は焦げ、天井はすすけていた。




しかし、


近くにあった積まれていた古新聞には、焼けたような形跡は一切なかった。









〔1967年9月イギリス〕

住人から火事の通報を受け、消防隊員は火災現場へ急行した。




現場には遺体の腹部とその周辺が焼け爛れた男が倒れており、
胃のあたりに長さ10cmくらいの裂け目があった。



消防隊員が接近したとき、男の腹部から青白い炎が勢いよく噴出した。









〔1982年イギリス〕

62歳のジーン・サフィンは、父親と義理の兄弟の前で急に燃え始めた。



その後病院で亡くなった。 検死官も原因がさっぱり分からなかった。








〔1985年5月イギリス〕

ポール・ヘイズさんが深夜自宅に帰る途中に突然背中から炎に包まれた。



30秒後、炎は突然消え、彼はわけも分からぬまま病院に駆け込んだ。


不思議なことに彼のシャツはズタズタに裂けてたが、焼けた跡はなかった。








〔1998年8月オ-ストラリア〕

アグネス夫人は娘と買い物に出かけた。




その時、駐車中の車の助手席で、夫人は突然燃え上がった。


通行人や娘の見ている前で夫人は炎に包まれ、

1週間後、

病院で息を引き取った。




その日の気温は16度。 周りには火の気は全くなかった。








さてさてこれらには様々な説があげられている。



中でも




「人体ロウソク化現象」
→人の体はロウソクの構造に似ている…という説。
これは有望らしい。




また事件はイギリスで多いことから
「地軸による磁気が原因」
なども有力だが、




これらが当てはまる例はわずか。









人間の肉体は70%以上が水分であり、

また骨も燃えにくい物質で構成されているせいか、

意図的に人間を完全に焼き尽そうとしても、

摂氏3,000度の高熱で 12時間以上かけたって 不可能なのだから…







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